周りをキョロキョロしていると、もともとあいてたドアに人影が見えて…。



「えっ?愛華!!??」



制服姿の愛華がドアの前でたっていた。




「な、なんで…」



なんでいるのって言いたいのに口が驚きでパクパクしちゃう。



驚きと戸惑いで口が閉まらない。



「メールも電話もしたのに、帰ってこないから、心配できちゃった♪」



なんて、能天気なんだ。



「来ちゃったって…どうしてはいれたわけ?!」




あたしの高校は校則はどっちかっていったら、ゆるいほうなのかな?でも、勝手に入ることは難しい。

だってところどころに先生いるし、みんな色々注意されてるから。


愛華の通ってる私立の高校とあたしの高校では制服がまったく違うから。



制服でばれるに決まってる。




あたしの制服は黒地に白とピンクのチェックのスカートにリボンは赤に、小さい花がちりばめてあってあたしは気に入ってる。




一方、愛華の高校は私立だから、制服もすごいんだ。



全体的に赤で、所々に緑のチェックのスカートで、リボンは何種類もあるあるらしくて。でも、愛華はピンクに赤の線が入ったリボンをしてる。




黒と赤じゃいくらなんでも、違過ぎる。