あふれるほどの愛を


「もしかしたら、今も泣いてるのかもしれない。でも、今度助けてやれんのは俺じゃない。…優心ちゃんだと思うよ…?」



「あたし?!」


急に名前を呼ばれ、びっくりする。



「そう、優心ちゃんならわかるっしょ?大切な人が離れていく怖さって言うの?寂しさってやつを」



経験したから分かるよ。




言葉では言い表せないくらいの寂しさ。



あれは、経験した人にしかわからない。




隣にいた。


昨日までずっと。




それが、急になくなってしまうだもん。




さみしくなくない訳がない。