あふれるほどの愛を


「今日は本当にありがとう。優心の気持ち聞けてよかった。それに思いもしなかったよ、優心が愛華って呼んでくれるなんて。本当にありがとう」

「こっちこそ、ありがとう。
話してくれてありがとね」

「今まで、うちのせいで…本当にごめん。まだうちのこと許せない部分もあるかもしれない、信じれないかもしれない。でも、また一から優心の信頼を取り戻すから。うち、大事な人のためなら何でもできるから。怖いもんなしだよ!」


張り切ってるのか、羽織ってた薄い上着を捲ってる。


そんな愛華をみてると笑みが零れてしまう。


「愛華は変わってないなぁ」

「ありがと。優心は変わった。すごく…可愛くなったっ!!」

「それはお世辞をどーも」

「本当だってー!」

2人で肩を揃えながら歩く。

夕日に照らされた2人のシルエットが道路に写る。

それをみてあたしは愛華に気づかれないように涙を一粒零した。