『おい!春樹、大丈夫か?!』
「あぁ。俺今川辺に居んだ。探してみる」
『お、おい!ーーー』
そんな優斗の声がしたけど電話を切った。
ーーパサッ
俺は着ていたシャツを近くにあった大きな石に向かって投げると川辺に入った。
「冷たいな」
でも、そんなことなんか気にしない。
だって、今は愛川のことしか頭にない。
そして、さっき言った優斗の言葉が離れない。
“優心ちゃんそうとう追い詰められてるみたい。親から、色々言われたみたいでさ。優心ちゃんから、おばあちゃん家に電話あったみたいで疲れちゃった消えたいって”
疲れちゃったって、なんでそんなに疲れるまで1人で抱えるんだよ。
なんで、頼ってくれねんだよ。
俺はお前がいなきゃ生きていけないんだよ。
だから、消えたいなんて言うなよ。

