「だって嫌いだったら、別になんとも思わないと思わない?友達と笑いあってたって何したって。眼中に入ってくるってことはまだ忘れられんないのと同じことなんじゃない?」
「そんなことは…」
「ないって本当に言い切れる?」
「い、言い切れる」
「嘘だね。顔にウソって書いてあるもん。じゃあなんで今苦しそうな顔してんの?さっきからなんか苦しそうだよ?
まるで、昔の事を思いだしてるみたい」
__ドクン
先生の最後の言葉に胸がそう鳴った。
だって本当にそうだったんだもん。
あの子…愛華と過ごしてた時の事を思い出してたんだもん。
図星を疲れたあたしは先生の顔をまともに見えない。
「いつも苦しそうな顔してるよ。心友ちゃんの事思いだしてる時」
「いつもって、そんなに思いだしてなんか「思いだしてる」
この先生はあたしのあたまの中が見えるのだろうか?
「そんなに思いだしちゃうなら話してくればいいのに」
「そんなこと出来るわけないじゃん!あたしひどいことされたんだよ?今さら許せない!許せるわけないに決まってる!!」
親友の話になるといっつも大きな声をあげてる気がするのはあたしだけだろうか?
「自分の気持ち」
「えっ?」
「今まで心友ちゃんに思ったことそのまま胸の中にしまってていいの?」
「は…?」
「今まで色んな感情を持ったでしょ?その子に対しての。さっき言ってたむかつく気持ちだったり、悲しい気持ちだったり、辛い、怒りも。そう言う気持ち、伝えなくてもいいの?後悔しない?」
後悔………
そんなのずっとしてるよ。
あなたを失くした日から、
ずっと_______