「……分かりました。今布団持って来ますね」

「ありがとうございます!」

俺はまた深くお礼した。

心の中ではガッツポーズ。

「どうぞ」

しばらくしてさっきの看護師さんが布団を持って来てくれた。

「まだ早いですけどね。あっ!そうそう。呼んでましたよ?愛川さんのおばあちゃんが。一階の休憩所で」

「じゃ、行ってみます」

「はい。何かあったらナースコール押して下さいね」

「はい」

看護師さんが帰った後俺は、一階に向かった。

「あら、坂井くん。私もう帰らなきゃ行けないんだ。優心ちゃんのことよろしくね」

「任せて下さい!!」

「頼もしいわ。もし、何かあったらこれに電話してくれる?」

「了解です!」

ケータイ番号の書いてある紙を受け取る。

「じゃ、よろしくね」

そう言っておばあちゃんは、帰って行った。