side優心

職員室から教室に戻ってきたあたしは、自分の席についた。

なぜか、誰も居ない教室が寂しいと感じた。

あたしは、サブばの中にあるスマホを取り出した。

みて見ると、画面にメール一件と、表示されてあった。

開いて見ると、母からだった。

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昨日は、あんたが帰って来なくて助かったわ。
おかげで楽しい誕生日だったわよ。
今日は帰ってくるのかしら。
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と、書いてあった。

早くなる呼吸を整えながら、

「あんたかぁ…」

と、つぶやいた。

もう、あたしの名前は読んでくれないのかなぁ…

帰ってくるのかしらってあたしが家に帰って欲しくないみたい。

「あー、ちょっと寝ようかな」

起きてたら、色々考えてしまいそうで。

だから、あたしは机に伏せて目をつぶった。


ーーーメールのことを打ち消すように、眠りについた……。