あふれるほどの愛を


side春樹

「待った?」

「俺も今来たところ」


駆け寄ってきたのは麻衣ちゃん。

メールが来て話したい事があるって言われ、会うことになった。

「良かった。急に呼び出してごめんね」

「全然平気。それで話したい事って?」

目の前にいる麻衣ちゃんはふぅ~と深呼吸をしてから口を開いた。

「優心ちゃんのことなんだけどさ」

「うん」

麻衣ちゃんからメールが来たときから愛川の事だろうと予想はしていた。

「公園だしせっかくだから歩きながら話そうか?」

「そうだな」

もう遅い時間だからなのか人はあまりいない。

だから麻衣ちゃんは公園を選んだんだろう。

「優心ちゃんと連絡つかないんだって?優斗が言ってた。俺のせいだって」

「優斗は悪くないのにな。俺が悪いんだよ」

「も~みんなして俺が悪いて。そんなに自分攻めちゃだめよ。春樹くんだって優心ちゃん救おうと頑張ってるじゃない」

「俺は何にもしてねーよ。俺じゃなんの力にもなれない」


なんか俺の口から出てくるのは弱気な言葉ばっかだな。