「ありがとうございました!」

グラタンを食べてあたしがカフェを出ると、外はまだ明るかったけどもう時間は5時近くになっていた。

どうしよ。
本当に家に帰りたくないよ…


そう思ってスマホで色々調べたけど、泊まるところは値段が高かったり、遠かったりして。

だからと言って友達はいないし。

でも、どうしても家に帰りたくなかったあたしが選んだのは

スーパー銭湯。

少し遠かったから電車に乗ってここまで来た。

で、今はソファーでのんびり中。

さっきから、すごく寂しく感じるんだよね。

「1人で平気。寂しいくない」

と心に言い聞かせる。

だって、坂井と会うまであたし1人で居たんだもん。

学校でも。

家でも。

だから、こんなの寂しくない!

と、自分に言い聞かせた。