「なんだよ優斗。朝からうっとしい。」

おはようと言いながら俺に抱きついてくる優斗に飽きれながら言った。

「そんなこと言うなって…ってか、テンション低くね?今日はやけに。」

「そんなことねぇーよ。」

「なんかあっただろ?言ってみろよ。」

さっきとは違い真剣な表情で優斗は言って来て…。
でも、それでも俺は、負けずとなんでもないと言い続けた。

さすがに、何も言おうとしない俺に折れたのか、

「そっか。でも言いたくなったら聞いてやるからな」

と、言うと優斗は自分の席に戻って行った。