「なんで、家の中入れたの？」
それが一番不思議。
リビングには両親がいるから、あたしの友達は絶対家なんかに入れさせないはずなのにどうして？
「あぁ、俺がおねーちゃんの友達なんだっていったら亮くんがいいよ～ってすんなりいれてくれたんだ」
「そうなんんだ」
じゃ、両親は出掛けたってわけか。
「で、用事があったから来たんだよね。なに？」
「そうそう。
その前に色々平気？」
親友の事だろうか…？
「平気だよ」
「そっか。ところでメール見た？」
「メール？」
「そう。俺優心ちゃんにメールしたんだけど…まだ見てない感じ？」
「ごめん、見てないや」
あれから、海に帰って来てからちょうど充電が切れてそっからスマホには一切触れていない。
「それと、春樹が心配してたぞ？メールしても、電話しても出ないって言ってたぞ？」
「あ～メール見てないんだよね」
「今見れば？」
そう言われ、充電器を取り出し、充電しながら電源を電源を付ける。
