教室に入ると、すでに朝練を終えた運動部の人たちがいた。 俺は黙って自分の席に座ると、寝ようと思い、机に伏せた。 …でも全然というほど寝られなくて。 思い出すのは、さっきの相川の態度と昨日の愛川で………。 どっちが本当のあいつなんだ。 そんなことを考えてると、 「はーるきっ」 なんていうのんきな声が聞こえて来た。