あふれるほどの愛を


「俺がお前を照らしてやるよ、かぁ…」

なにいってるんだか。

あたしはそんなのに騙されないから!

親友…

あたしにとっては、NGワードだ。

大好きだった愛華…いや前の親友の事を思い出すたび、タンスの奥にしまい込んだおソロのキーホルダーも。二つのキーホルダーをくっつけるとハートになるキーホルダーも。2人笑顔で写っているプリクラも。誕生日にもらった星のネックレスも。

見るたびあたしの胸がズキンと痛む。

だけど、不思議なほどに捨てられなかった。

なんどゴミ箱に捨てようとしたか、火で燃やそうともした。

でも、その時に思い浮かぶのはあの子と一緒にいるあたし。

あの子といるあたしはいつも笑ってた。

あの時だってあったよ?

生きていたくないって思う事。

だけど、親友っていうそういう大切な存在がいたから、頑張れたんだ。

でも、今はそんな大きな存在はあたしにはいない。

よく、人は失ってから大切だったんだって思うけど、本当その通りだよね。

当たり前だとおもってた。

これからも続くと思ってたのに、続かなかった。

でも、今更愛華に会ったってなにも思わない。

思うわけがない。

あたしの事を裏切ったんだから。

絶対にこれからも、あたしは大切な存在は作らない。

作った時はいい。

でも、別れは辛い。

あんな辛い想いは二度としたくない。

もう、これ以上傷つきたくない。