あふれるほどの愛を


「ーーと言うわけ。」

話し終わったあたしは、立ち上がり坂井が言葉を発する前に一言言った。

「あれであたしは誰も信じないって決めた。あたしには、1人なの。

だから、これからは坂井も……」

坂井もあたしの事をほっといてって言いたいのにその言葉が出てこない。

「おれも?なに?」

「坂井もあたしの事はほっといて!!!」

そう言って部屋を出ようとした。


その瞬間ーーー

「待てって」

ドアを開けようとした瞬間坂井に腕を掴まれてバランスを崩すあたし。

「やめて‼」

坂井があたしをいくなと言わんばかり強く抱きしめる。

「ねぇ!やめて!!」

「お前を離さねーよ!
いったじゃん、何があっても俺だけはお前を離さないって」

「ちょ、離してよ!!
あたしはね、幸せになっちゃいけないの!」

「そんな権利お前にねーよ!俺じゃ頼りねーの?俺がしてやるよ、お前を幸せにな」

「もう、やめて!あたし、そう言う綺麗事嫌いなの!だから、やめて!」

「綺麗事じゃない。俺は嘘つかないよ。
俺は、お前の友達みたいに捨てない。
どんな時もお前を守ってやる」

「うそ!!そんな事できない!守るなんて…簡単に言わないでよ!!」

『優心はあたしが守るからね!!だーいすき!』

前に愛華が言った言葉を思い出した。

「いや!いや!そんなのうそ!絶対うそ!」

坂井を拳でトントン叩くとあたしを抱きしめる坂井の腕が一瞬弱まり、それをいい事にあたしは坂井の腕から出る事ができた。

「お、おい!愛川。待てって」

あたしは、迫ってくる坂井から逃げる。

だけど、もう、行き止まりで、、

逃げようとしたが、見事坂井に捕まってしまいまた坂井の腕の中へ。

でもあたしは押し返した。