あふれるほどの愛を



「っじゃあ、出発するね!遠いけど寝ないでよ!」

「はーい」

車が動き出した。

おみやげか~かわいいのいっぱいあるんだろうな

おそろいのものとか欲しいなぁ~

そんなことを考えると、すごくウキウキしてきた。


「あ!そう言えば村田先生にあったよ」

「なんか言ってた?」

「言ってたよ。でも私があった時は帰る準備してたな。明日学校でなんかあるんだってさ。それでめーいっぱい楽しめよて言ってたよ」

「そうなんだ」

「あと、お土産待ってるからなって言ってたよ?」

「自分で買えばいいのに…」

「まぁ、からかって言ったんだよ」

「そーだよね」

「まだ〜?」

長瀬くんが言う。

「まだよ!ってかまだ出発したばっかりでしょ!!」

まだ、出発して10分もたってない。

「ちょっと寝ないでよ!!!」

横を見ると寝そうな長瀬くん。

確かに寝ないでほしいな…だって長瀬くんは本当に寝起きがひどいから。

って思っても、長瀬くんはもう寝ていた。