「やったじゃん!優心ちゃん!」
華織っちとハイタッチした。
「愛川やるな!」
坂井と長瀬くんともハイタッチした。
二つに割れたスイカは真っ赤。
食べごろって感じ。
「みんな、どんどん食べちゃって~」
あたしも一つもらって少し塩を掛けて一口食べた。
「ん~美味しい!」
「サイコー」
美味しくって3個も食べちゃった。
「優心ちゃん」
「小川さん!!」
「覚えててくれたんだ~。これ、プレゼント」
「うわ~これよくテレビで見る!!」
小川さんからもらったのは、スイカのフルーツポンチって言うやつ。
実際に見るとすごい!!
実はあたし…ずっと食べたかったんだ~~だから、すごく嬉しい!
「もったいなくて食べられない~」
「嬉しいけど、ちゃんと食べてよ!こんなのでよかったらいつでも作るし」
「こんなのって…ありがとうございます!美味しくいただきます!」
それから、これもってトロピカルジュースもくれた。
4人分ね。
「これ、美味し!お花までついてるし!フルーツも入ってるし。こんな贅沢しちゃっていいのかねぇ~?」
「たまにはいんじゃない?浜辺でスイカのフルーツポンチにトロピカルジュースって南国に来ちゃったみたいだな」
「なに~長瀬くん意外に乙女ね~」
「いいじゃんよ!!」
それから、南国気分にしばらく浸っていたのだった。

