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「ふぅーー疲れたー」

あの後海へ戻ったあたしたちは無邪気な子供のように夢中で遊んだ。

時間が過ぎるのは早くてもう、6時…

さっきまでたくさん遊んで心が満ちていたのに、なんかへやにはいって1人になるとなんだか無性に寂しくなる。

家の部屋にいるときにはこんなこと思ったことなかったのに、、、

今日はどうして…

無性に寂しい…。

そう思たら、勝手に足が進んでた。


「坂井、長瀬くん?」

「はーい、いらっしゃい!」

あたしが隣の部屋に行くと二人は元気に出迎えてくれた。

部屋に入ると、目に行ってしまうのはやっぱり大きな窓。

「うわーーここから見る海もきれいだぁ」

「な。やっぱ海着てよかっただろ?」

「うん…あの時頑張ってホチキス止めてよかったね」

「ほんとだな。あんときは大変だったけど、ごほうびもらえたしよかったな」

「うん!」

「お前ら何話してんの?教えて教えてーー」

ねぇねぇとしつこく聞いてくる長瀬くんに向かってあたしたちは

「「ないしょー」」

と声を合わせて言ったら、長瀬くんは「なんだよ~」と何度も言ってきたけど、あたしたちは口を開かなかった。

だって、それは坂井との二人だけの秘密だもんね。