「ここよ、お刺身が有名なの。すんごく美味しいからみんな気に行ってくると思う」
しばらく歩いて辿りついたのはお刺身屋さん。
中に入ると水着を着ている人がたくさんいた。
個室に案内されたあたしたちは、メニュー票を開く。
開いて、一番に目に入ったのはネギトロ丼。
メニュー票にあった写真のネギトロがとろっとしてて。
「あたし、ネギトロ!」
「俺も!美味しそうだよね」
「うん」
「じゃ、俺はミックス!」
「私は、いくらにする!」
「お待たせしました」
「うわ~おいしそう」
「ね、俺の見て!!いくらも、ウニもマグロも入ってる」
「坂井くんはミックスだもんね。あたしはいくらがいっぱい!」
「あたしはネギトロ~」
「俺も~」
みんな豪華な海鮮丼を見ておおはしゃぎ。