あふれるほどの愛を


「終わったーー!」

あれから、何分経ったのか分からないけどすべての準備が終わった。


ベットに寝転んでも目は海に行ってしまう。

そんなに夢中になっちゃうくらい本当にきれいなの。

あたしは、バックに入ってるスマホを取ると、目の前の海を写真に収めた。

近くに行ったらもっときれいだろうな…

そんなことを思うあたし。

「おーい!愛川開けるぞーー?」

「ちょっと、開けないで!」

「ごめんごめん。海行こうと思ってさ愛川行くぞ」

「うんあ!ちょっと待って」

あたしはベットの上にあったスマホを取り、部屋を出た。

「愛川鍵閉めたか?」

「あ、忘れてた」

また部屋に戻って鍵を取り今度こそ鍵を閉めると坂井と長瀬くんと海に向かった。


海に行く途中、牧田さんに「海行くんですか?」と声を掛けられた。

「はい」と答えると「いってらっしゃい」と手を振ってくれた。