「っしゃ!海無事とうちゃーく!!」

バスが止まり、坂井ははしゃぎまくり。

「はいはい!騒ぎたい気持ちはわかるけど、まずはホテルで荷物置きに行きな」

お兄さんにホテルまで案内してもらい、今はホテルのロビーで待ってるところ。

「ここのホテルすげーな。天井見てみろよ」

長瀬くんにそう言われ見上げてみると、豪華なシャンデリアがあった。

「すごっ!キレイ」

「だな。こんないいホテルに泊まれるなんて嬉しーな」

「うん。BBQしたいしスイカ割りもしたいし…やりたい事たぁくさん」

「今日の愛川は欲張りだな。でも全部やりたいな」

「うん!」

「愛川さんかな?」

突然しらない声が聞こえてあたしは慌てて後ろを振り向く。