あふれるほどの愛を


「はぁ…」

あれから、麻衣ちゃんといろいろな話をしたら、時間があっという間に過ぎてしまって…だから麻衣ちゃん家に泊まって、帰ってきたのは夕方の6時。


たくさんに荷物があったから、家まで麻衣ちゃんに送ってもらった。


本当はずーっと麻衣ちゃん家にいたかったけどそんなわけにもいかず…


だって今日からなにがあっても家にいなきゃいけないから…

だから、名残惜しくも麻衣ちゃんとバイバイした。



それから家に入ったあたしは、母から呼ばれた。


これから起きることを考えると、大きなため息をこぼす。


「行きたくない…はぁ…」

さっきまでの楽しい気持ちが一気に消えてしまった。

さっきからよく聞こえるんだよね、下で話してる声が。

母のお母さん。

あたしにとってのおばあちゃんにいろいろ質問されるんだろうな…

そう思うと足が進まず…

気づけば1時間の時が過ぎていた。