――――ガチャっ

静かに玄関を開ける。


そして、小さくつぶやいた…。

「いってきます。」

返事なんか来るわけないのに。



そして学校にと足を進めた。


1時間電車に乗って、辿りいついたのは

高校のある駅だ。


でも、周りにはあたしと同じ制服を
来てる人はいない。

だって今は、明け方の4時なんだから……。

そしてあたしは、学校近くの小さな公園へ
足を進めた。


公園に着くと、あたしはベンチに座った。


「寒っ」

それもそうだ。

今はもう5月中旬だけど、朝方となると、結構寒い。

あたしは、バックの中から、パーカーを取り出し、ブレザーの下に着た。

そして、サブバから、雑誌を出して読み始めた…。

――――――――――

「おっはよーー」

「はよ、今日は早いねぇ」

そんな声が飛びかかってきて、あたしは、目を雑誌から登校してくる生徒たちに向けた。


「はぁーー、もうそんな時間かぁ」


あたしはそう言って、読んでいた雑誌をバックの中にしまった。


キーンコーンカンーコーン―――――――


前にある学校のチャイムが鳴った。

「予鈴だ!」

あたしは目の前にある学校へと急いで足を進めた。