あふれるほどの愛を


side優心

「ごちそーさま」

あたしは自分で作ったフレンチトーストを見事に完食し、今はソファーでのんびりタイム。

「私も食べたかったな。優心ちゃん特性フレンチトースト」

そういいながら、あたしの隣に腰を下ろした麻衣ちゃん。

「特製って…今度作ってあげるよ。味は保証しないけど」

「いや、優心ちゃんが作るんだもん!絶対美味しいに決まってる!!」

そんな自信どっから出て来るんだろ…?

ドンっーー

「あっ」

「どうしたの?」

「いや、手が長瀬くんに当たっちゃって」

チャンネルを取ろうとしたら、手が長瀬くんの頭に当たってしまった。

「大丈夫よ。気にしなくて」

で、でも。

「起きちゃったら…」

「起きてくれたほうがいいんだよな。優斗には」

「そうそう」

坂井も麻衣ちゃんも口を揃えて起きてもらわないと夜が始まらないと言っている。

これからなにかあるのかなぁ?

「う〜ん〜」

「長瀬くん!!」

長瀬くんはあたしの隣で大きなあくびをしてる。

そんな姿に少し笑みがこぼれた。