あふれるほどの愛を


「おまたせー」

そんな声がして横をみると、麻衣ちゃんがオムライスを持っていた。

「オムライス好きだった?」

「うん」

「よかった。食べよ」

食べようとして、ソファーを立ち上がろうとしたら、不意にドラマが目に入って…

「このドラマみたいから、ここで食べない?優斗が邪魔だけど…」

「いいけど…ほんと優斗いいところにいるね〜」

よいしょっと、優斗をソファーの端まで連れていく麻衣ちゃん。

「あ〜疲れた‼このドラマ知ってるって、去年のだよね?」

「まじ⁉」

「知らないで見てたの⁈」

「知らなかった。録画しても見ないで終わることのほうが多いから」

「まぁ、そう言う時もあるよね。でもこの恋愛ドラマは感動ものだよー」

意外な展開に画面に釘付けになる俺。

「ドラマもいいけど、オムライスも忘れないでよ」

コクコクと頷く俺だけど、ドラマが気になって気になって仕方が無い。