あふれるほどの愛を


「狭いんだけど~」

「狭い!」

「きつい!」

今は車のなか。

あのたくさんの荷物をよけて乗ったもんだから、きつきつ状態。

「狭い」とみんな口を合わせて言う。

「文句言わないの!後ろの3人!」

運転しながら、大きな声を出す。

「だって、せめーもんは狭いもん!」

「生意気優斗!みなさん、うるさ過ぎ!まだつかないから寝ちゃっていいよ~」

そんな言葉を聞いたとたん、眠気が襲ってきた。

ウトウトしてきて……

そしたら隣に居た坂井が小さい声で「俺におっかかっていいよ」と囁いた。

その言葉に甘えて、あたしは坂井の肩に自分の身を預けた。」

ーーーそして夢の中へと堕ちてった。

はしゃぎ疲れたあたしは深い眠りをしていたから分からなかった。


ーーーあたしの眠ったクルマの中であたしの話をしてたんなんて…