あふれるほどの愛を


「優斗!寝てたのかよ!?」

その声が優斗だと思った瞬間、俺は声を掛ける。


「あぁ、いい寝起きだよ」


「お化け屋敷で腰ぬけた奴がよく言うよ」


「おい!そのことはもう言わないでくれよ!スッゲー怖かったんだから」


「男のくせにビビりだ」

ふと、愛川に目を向けると、眠たそうにうとうとしていた。

「愛川寝るなよ?」


「うん。ってかお腹すいたーーー」


「もうすぐ麻衣ちゃんが来るから待ってて」


「お待たせー!」

噂をすると、麻衣ちゃんが大きな袋を持ってきた。

「すごい荷物だね」

そう愛川が言うと麻衣ちゃんがその声に反応した。

「お!優心ちゃん復活しましたか!!」


「うん」


そう言うと愛川に向かって麻衣ちゃんは笑顔で「よかったよかった」と連呼した。


「優斗は起きた?」


「今さっき起きた」


「そっか、春樹くんにはホットドック」


「サンキュー」

ホットドックの入った袋を受け取った。

中を見て見ると、すごく美味しそうなホットドックが入っていた。

「優心ちゃんには、これね。起きたばっかりだから、食べれるかわからないんだけど」

そう言って麻衣ちゃんが愛川に渡したのは、カツカレー。


「あたし、カレー大好き!ヤッター!」

と喜んでいた。