「優心ちゃん、本当に大丈夫?」
心配そうに聞いてくる麻衣ちゃん。
「平気!久しぶりに乗るからちょっと緊張しちゃって」
「そっか、よかったリラックスよリラックス!!」
とっさに出た嘘。
でもね、本当の事は麻衣ちゃんでも言えない。
そんなことを言いながら待っていると長かった行列もあっという間に順番がきた。
「愛川は俺と隣だから、優斗は麻衣ちゃんと兄弟で乗ってくださいな~」
「えぇ??」
麻衣ちゃんと長瀬くんはびっくり。
「私、優心ちゃんとがいい!!」
「だーめ!愛川は俺の隣!もう約束したもんねー」
麻衣ちゃんは目を丸くして「そうなの!?」と聞いてくる。
「ほんと。約束しちゃった」
あたしは苦笑いした。
「もーう!優心ちゃんったら。でもまだまだジェットコースターはあるし、次は一緒に乗ろうね」
「次もその次も俺は愛川と隣だから!!」
あたしが口を開く前に、坂井が開く。
「いや!春樹くんに聞いてないし!」
「坂井も麻衣ちゃんもケンカやめて!次は麻衣ちゃんと乗る!!」
あたしは麻衣ちゃんと坂井の真ん中に入りケンカを留めた。
『お次の方どうぞ』
そんなお兄さんの声が聞こえてあたしたちはジェットコースターに乗る。
なんで、よりによって一番前なの?!
「麻衣ちゃん、あたし2番目がいいな~」
「優心ちゃんちゃんのお願いならいいよ」
「ありがとう」
麻衣ちゃんはすんなり交換してくれた。

