あふれるほどの愛を


「え?」

「私まだ決めてないから、一緒に決めてくれる?」

「いいけど…」

「やったー!あたし小さいバックが欲しくてね、これなんだけど、白と黒どっちがいいと思う?」

麻衣ちゃんが指差したバックは、パーティーに持ってくような大人の人が持つようなバック。

どれもシンプルな色ばっかで、二色はあっても、三色のはない。

「あたしは黒かな。でも麻衣ちゃんなら白だと思うな」

「気が合うね~じゃ白にしよ!」

「ありがと。じゃレジ行くよ」

「う、うん」

「いや、ここはあたしが」

「いいのよ」

「でも…」

あたしが払うよと言っても、帰ってくるのは「いいの」という言葉。

ほんと、悪いな…

「あの、ごめんなさい…」

「やだぁ、ごめんだなんて言わないの!あたしは優心ちゃんに喜んでもらいたかっただけだから」

「ありがとう」

「いーえ。次はどこ行く?」

「うーん分かんない」

「ふふっ。じゃカフェ行く?」

「え、カフェ?」

「そう。そこね、アイスもあるの!」

「行ってみたい!」

「決まりね!そう言えばアイスはさっき食べたばっかだけど」

そのカフェは、このショッピングの中じゃなくてちょっと歩いたところにあった。

そこに向かいあるってる時も、麻衣ちゃんに楽しい話しをしてもらって笑いがとまらなかった。