あふれるほどの愛を


「おいしかったなー」

「うん!麻衣ちゃんごちそうさまでした!」

「いーえ!美味しかったね、本当に」

またまた麻衣ちゃんに奢ってもらった。

あたしが財布を開いたら「いいのよ」って言ってくれて…

「次はどこ行くの??」

「遊園地でもいーけどさ、俺まだ行ってないとこがあるんだけど」

「どこどこ?」

あたしは興味津々に聞く。

「俺が好きな服の店」

「それ、ひとりで行ってこいよ」

「やだね。春樹とならいいけどよ。春樹行こうぜ?」

「じゃ、別行動するか!何時にまた集まる?」

「4時くらいでいいんじゃないかな?場所は…」

「ゲーセンでいいんじゃんじゃない?」

「だめ!絶対だめ!優斗はゲーセン行ったら帰ってこなくなるんだから!!」

長瀬くんの提案に麻衣ちゃんは一生懸命止める。

なんかいいところはないかなあ…?

「じゃあ、一階にあるアイス屋さんは?」

「いいんじゃない!そうしよう!」

「そんなアイス屋なんてあったか?」

「あったよ!」

「まあ、俺がしらなくても春樹が知ってるんなら大丈夫だな」

「じゃー4時にな!」


そう残して、坂井と長瀬くんは消えてった。

「さて、私たちは洋服は買い終わったから、小物系だね」

「小物?」

「そう。バックとかかな?」

そう言って連れてこられたのは、バックのお店。

「ここはねぇ~値段が手ごろなの。海だから大きいバックがいいわね」

海…麻衣ちゃんはまだ行くか決まってないのに…

っていうことは…

「あたしのため…ですか?」

「そうよ。ていうか、ショッピングって楽しいし。スッキリするし。だから優心ちゃんにもそう思ってほしくて」

「ありがとうございます」

「ううん。これはどう?」

今年はやっているネオンのバック。

大きさも、洋服がたくさん入る大きさだし、海にはぴったりなバックだ。

「いい!これにしようかな」

「うん。たまには黄緑色もいいしね」

「払ってきます!」

あたしはレジに持っていこうとしたら突然「待って」と、止められた。