あふれるほどの愛を


店員さんに言ったら、席まで案内してくれた。

「も~電話したのに。春樹くんなにしてたの?」

「なにってショッピングしかないでしょ?」

「楽しかった?優心ちゃん」

「うん!いっぱい買ってもらったし」

そう言ってショッパーをジャジャーンと見せた。

「やったね!」

「うん!ご飯食べたらどうするの?」

「そうね~「俺らさっきからぼーとしてるけどこんなことしても食べ物こねーよ?バイキングなんだから!」

遮ったのは長瀬くん。

確かにその通りだ。

このまま待っていても時間が過ぎていくだけだ。

「そうだよ。優斗の言うとおりだな。じゃ行くか」


席に戻るとみんな皿にこぼれるほどたくさん盛られていた。

あたしの皿にはトマトのパスタが大盛りで、もう一個の皿にはサラダ。

他の三人もすごい量。

でもすごく楽しいな。

こんな風にみんなと食事することが一緒に話すことが、こんなに心が満たされることなんだって分かった。

家族とか親戚とか血の繋がった人とこういう風になるのは普通の事なんだろうけど…友達とか大切な人たちと笑いあえるってすごく幸せなことなんだ。

ずっとこの時間が続けばいいのに…。

今までこんなこと一度も思ったことなかったのに。

「お代わり行ってきまーす!」

麻衣ちゃんはお代わりに行ってしまったらしい。

「これ、ほんと美味いな」

「うん」

「愛川、もう終わるじゃん!優斗なんか置いて取りに行こうぜ!」

「だね!食べなきゃどんんどん」

バイキングは小さいころに1回行ったことあるらしいけど、ほんと楽しい。