「めっちゃ待ってる人いるけど話してたら順番すぐくるっしょ?」
名前を書きに行った長瀬くんが戻ってきた。
「おなかすいた〜」
「あのさ、これ食べるまで何分かかるの?」
「30分くらいだって店員言ってたよ」
「ちょっと愛川と行きたいところあるんだよね。ちょって抜けてもいい?」
えっ?
「いいわよ。順番回って来たらメールするから」
「サンキューな。麻衣ちゃん」
「いいのよ。いってら〜」
坂井に手を握られた。
「どこ行くの?」
「さっき言ったろ?欲しいものを探しに行くんだよ」
「あ…そっか」
「そう。なんか欲しいものは?」
「洋服かな?」
「りょーかい」
そういって連れてかれたのはよく私が読む雑誌で人気のショップだった。
「ここ…」
「好きだろ?前に愛川がうちに来た時お前のサブばからその雑誌が出ててちょっと読んだらな、付箋を張ってたところがあって、そこにこの店のロゴが入ってたから」
「よく見てるね」
「ここにしたのも、遊園地があるからっていうのもあったんだけど、ここの店が入ってたから」
「ありがとうね」
「いーけどさ。愛川が楽しんでくれればさ。入るぞ」
ショップの中にはいるとそこにらたくさんの洋服があって。
見ているだけど、ワクワクした。
そんな私の姿を見てた坂井は。
「本当に洋服がすきなんだな」
「ちょーすき」
「決まった??」
「うーん。迷うな」
私が手に持っている服は、五つ。
ヒラヒラしたスカートと、黒のワンピース。
あと、白のカーディガン、濃いピンクのノースリーブあとジーパン。
たくさん可愛いものがあるから、優柔不断のあたしには一個に縛れない。
「どーしよ…」
「一個だけなんて俺いってないよ?それがいいなら全部買ってやる」
貸してと私の手からすっと洋服を取って坂井はレジに行ってしまった。
「待って」っていっても「気にするな」といってお金を払ってしまった。
「ごめんね…こんなに」
「謝ることじゃねって。愛川が喜んでくれたし」
「いや、やっぱりお金…」
「そんなのいいって。そんなに言うなら俺のお願い聞いてくれる?」
「は?」
坂井はあたしの耳元で囁いた。
「えーー!?」
そしてあたしは坂井のお願いを実行するためにあるところへ向かったのだった。

