「ちょっとそこの兄弟!さっきから言い合い多すぎ!楽しく行こーぜ?」
「春樹の言うとおりだよ!俺らけんかしに来たわけじゃないし」
「そうね…あたしもうるさかったけど、優斗もうるさかったでしょ!!」
「まあまあ。落ち着いて」
坂井が留めに入る。
一方あたしはそんな光景を見ていることしかできず…
……あれから言い合いは終わり、いまは楽しくショッピング中…のはずが。
「なんで、ゲーセンなの?」
「いや、あったから。愛川!このクマ可愛くない?」
可愛いけどさ、海に必要なもの買いに来たんじゃ…
あたしの返事を聞かずに坂井は、UFOキャッチャーをやり始めた。
長瀬くんはと言うと、メダルゲームに夢中になっていた。
そんな二人を見てあたしは心の中で大きなため息をこぼした。
隣に居る麻衣ちゃんも呆れている様子で…。
「ねぇ優心ちゃん。二人でショッピング行こうか!だってあの二人ゲームに食いついたら何時間もそこから離れないから」
「確かに。麻衣ちゃんともたくさん話したいし」
「そうなこと言ってくれるなんて…うれしい!!」
麻衣ちゃんはあたしにぎゅっと抱きついてきた。
「うわっ!麻衣ちゃん」
「ごめんね、嬉しくて。じゃ行きますか!!」
そう言って長瀬くんに一言残してあたしたちはショッピングに戻った。

