『本当……?』
「うん……人と違うものを持っててもいいじゃん。それも個性だよ。あたしは絶対麻理菜から離れたりしない……。麻理菜は麻理菜だよ。それとも何?あたしは幼なじみだから仕方なく一緒にいるって思ってる?」
『そんなこと思ってない……思いたくない。でも一緒にいて心奈までバカにされるかもよ……?』
麻理菜の目から涙とともに色んな想いが溢れた。
「構わない。たとえバカにされようがイジメに合おうが絶対アンタを一人にはしない!何があっても離れたりしない」
『心奈……ありがと……あたしも何かあったときは心奈の味方だよ……』
「そっち行っていい……?」
『うん、おいで』
半分布団を剥ぎ手でポンポン叩いた。
一緒にベッドに入るの幼稚園以来かも。
『こうやって一緒に寝ると小さい頃思い出すね』
「あたしも同じこと思ってた!」

