乙女ときどき予知者



「つーかいつからいたんだ?」


「人をお化け扱いしないでくださいよ」


「まーうちらには見えてたけど♪」


『言ってよっ!』


「んーだって心奈チャンがしーって言うから」


『心奈のバカ……』


「ん?」


だから目笑ってないってば!


「ねっ!明日二人とも暇?もしかしてデートとか入ってる?」


生徒会のなんかかな?


『特には……』


「あたしも大丈夫です」

梓の顔が一気に明るくなった。


「じゃさ、明日は土曜だしうちに泊りにおいでよ!」


頭の中で映像が流れた。

お母さんに反対される。

でも行きたいし意地でも行ってやるんだから!!