「なんで俺まで……」
そう言ってアイスコーヒーを飲む宙先輩。
『えーだって追跡は二人の方が楽しいじゃないですか!』
二人がファミレスに入ったからあたしたちも中に入っている。
「お前よくそんな甘いもん食べるな?」
『あたしパフェ大好きなんです♪一口食べてみます?』
今思えば、これってデートみたいじゃない!?
先輩と付き合ったらこんな感じなのかな……。
「いや……」
無理やり先輩に食べさせた。
『どうですか?美味しいでしょ』
「……甘過ぎ……てかお前梓に似てきてないか?」
そうかな……?
『どこら辺が?』
「強引なとこか」
そーいえば先輩と間接キスじゃん!!
なんか、もったいなぁ。
「おいっ、聞いてる?」
『へっ!?なんすか?』
「動いたぞ」
なぬっ!?
「ほらさっさと食え」
『えっ、ちょっ……待ってくださいよ!』
慌てて口の中に放り込む。
会計を済まし、ファミレスをあとにした。