「お黙り!サボりも立派な記念だー」 「このメンツは初めてだしな」 またデモか……。 「真士先輩は記念日とか大切にするタイプですか?」 「一応付き合いはじめた日は覚えてるけど?」 「さすがパパ♪」 梓が真士に抱きつく。 このネタまだ続けるのかよ。 そして暑苦しい……。 暑いのは一番キライなんだ。 麻理菜と斯波は二人を見てほのぼのしてる。 俺はお構い無しに窓を開けた。 「……宙先輩」 『うおっ!』 振り向くとさっきまでほのぼのしていた斯波が目の前にいた。