乙女ときどき予知者




「あらら?知らずに来たの?」



先輩は目を丸くして言った。



『えっ……はい』



「そー言えば相棒いないね」



宙のことだよね?



『まぁ……ちょっと……』



あたしは沈むように俯いた。



「そっか。でも相棒いない方が進むかっ♪じゃあ恋のキューピッド、再開しまーす!!」



えぇぇっっ!!



もしかして告白!?



『えっ!?ちょっ、谷野先輩!!』



「エントリーNo.6―……」