乙女ときどき予知者




いい人で良かった。



「あっ、そーいえば、自己紹介がまだだったね!あたしは谷野みずき。宙クンたちと同じクラスね。あと、新聞部の情報屋だよ♪」



と、言って抱きつかれた。



『……よろしくお願いします。みずき先輩』



「はい、よろしゅうな〜」



「谷野さん、何か用があったの?」



「あっ、そうそうもう告白タイム始まってるから体育館に来てて?まぁ告白するまでもないけどね。じゃー邪魔して悪かったね!またあとで」



先輩は大きく手を振って走って去って行った。