麻理は明るく微笑んだ。


なぜかドキッとした。



「はーい!鈴宮サーン飛び込む相手が違うねー?まず、離れようか?」



すると後ろから、真士たちがステージから降りてきた。


言われなくたって退きますよーだっ!



心の中でベーと舌を出した。



でも、それは内緒。



『ごめん、勢いつけすぎた!』



そう言って、麻理から体を退けた。



それと同時に麻理は勢いよく起き上がり、あたしの手を握った。



「ごめん!手、大丈夫!?」