乙女ときどき予知者



コーヒーを飲みながら麻理菜のことを考えていた。


ただのまぐれじゃないのか?


まだ全然アイツのことが分からない。


一体何者だ?


アイツへの謎は深まるばかり。


おっ、そろそろかな。


屋上に向かった。



―……ギィ。


ドアを開けるとまさかのお取り込み中だった。


ヤバい……まじミスった!?


「誰?」


誰と聞かれたからと言って顔を出すわけにはいかないし……。


まぁ、とりあえず閉めればいいか。


一度ドアを閉めて階段に座った。


閉めたは良いが、こっからどーすっかな。


パターンを考えるか。