乙女ときどき予知者





「そーいや大事話ってなに?」



小さく呟いて宙はベッドに座った。



宙の気持ちが分かった今ならちゃんと言える。



『うん。あたし……宙に隠してたことがあるの』


もう隠す必要ないよね?



あなたと対等でいたいから―……。



『あたし予知できるの……』



もし別れることになったら……。



もし嫌われたら……?



恐いから隠してた……。


だけどあたしは迷わない―……。



あなたを信じてるから―……。



だから知ってほしい―……。



本当のあたしを―……。