乙女ときどき予知者




まぁ冗談だけど。



『じゃあ俺の部屋行こうぜ?』



俺は彼女の手を握り、部屋に連れていった。



―……ガチャ。



『飲み物持ってくるけどお茶でいい?』



「あっ、はい!これお母さんが持っていきなさいって……」



ガサガサ鞄を漁る麻理菜。



出したのは白い包装紙にに包まれた中くらいの箱。



「えっと確かゼリーって言って気がする!!宙が甘いもの好きじゃないって言ったらコーヒーも入ってる方買ったって♪」



嬉しそうにその箱を俺に手渡した。



『わざわざそこまで考えてくれてサンキュー。じゃあお茶持ってくるから適当に座ってて?』



「あっ、手伝おうか?」



『大丈夫。くつろいでて』



「ありがと!」



俺は部屋を出た。