乙女ときどき予知者




麻理菜side★



『そんな!!真士先輩お礼を言われるほど何もしてないですよ!?』



あたしは慌てて両手を横にブンブン振った。



「いや……俺が頼りなくてごめん」



どっちかと言えば……



「真士、顔あげて?」



この言葉は……



「えっ……うおっ!」



―……ギュッ。



梓に宛てたものだ―……。



「真士……今までごめんね?これからも愛してくれますか……?」



梓は真士先輩に抱きついた。



「当たり前だろ?てか、誰にも渡さねーし。俺らの青春はこれからだし!」



やっと先輩のところに戻って来れた―……。



「……イチャイチャすんならよそでやってねー」


「あー宙先輩、さっき邪魔されたから拗ねてますね?」



『ちょっ……心奈……!』



そんな挑発するような言い方しなくても……。



「麻理菜……」