乙女ときどき予知者




真士side★



3人は幼なじみで梓と俺が付き合っていること。


梓は女の子が好きなこと。


今回のケンカも予知していたこと。


麻理菜チャンは分かりやすく心奈チャンに説明した。


でもさすがに宙ことは言わなかったみたいだけど。


「……はぁ、なるほどね」


心奈チャンは腕を組み、頭を傾げて言った。


『でも本当に麻理菜チャンのせいじゃないから。せっかく予知してくれたのに無駄にしてごめんね』


俺が謝ったら麻理菜チャンは首を横に振った。


「大丈夫です。今回の件は命に関係してないので気にしないでください」