乙女ときどき予知者




イジメられる梓を見ていた友達は、自分もあぁなるんじゃないかと恐れ梓から離れていった。



そしてみんな葵側についた。



味方はすべて消え、彼女はひとりになってしまった。



俺らが声かけても"大丈夫"と言って笑うだけだった。



だから梓は今の自分を変えるのが嫌なんだろう……。



また一人になるのを恐れている……。



「……大丈夫だよ?あたしは梓のこと大好きだから!!絶対見捨てたりしないからね」



麻理菜チャンは梓をそっと抱き締めた。



梓は一筋の雫をこぼした―……。



キミはどれだけ自分に嘘ついて生きてきたんだろう……。



次からキミの涙を嬉し泣きに変えてみせるから―……。