乙女ときどき予知者




「だってさ!麻理菜、心配いらないね♪」



「うん!ありがとうございます!!宙せっ……あっ……ひ、宙……」



「「「「……ん?」」」」



モジモジしつつ、俺を見る俺の彼女。



はじめて名前で呼んだな……。



いや、呼ばせてるのは俺だけど。



なんかハズいな。



「……今、呼び捨てだったよね?」



「いつの間に……」



「……やっぱこっそりキスしたときかな?」



「宙は奥手かと思ってたけど……」



「すぐ手出したね……」


4人でなにやら話してる。


つーか。



『勝手に見んなっ!』