麻理菜チャン嬉しそうに笑った。
『うん。顔だけじゃなくて性格も。あの時からひーくんが好きなんだ。2年ぐらい離れちゃったけど』
真琴がそう言うと麻理菜チャンはなにやら考え込み始めた。
真琴は首を傾げ、その様子を見守った。
変なこと言ってないよね……?
答えが出たのか彼女は顔を上げた。
「んー2年離れたって……どうして?イジメはなくなったんじゃないの?」
あーそれを考えてたんだ……。
『あれから数ヶ月して、中1の春休みにパパとママの仕事の関係で転校したの。それで秋にひーくんたちがいる高校に転入してきたんだ』

