乙女ときどき予知者




「もし真琴が自殺でもしたらお前らに責任取れるのか?俺にだって取れねーし、大人にだって取れねーんだよ!?それほど人の命は大事なんだ!!」



命は親の愛情で出来ている……。



だからそれは誰にも壊すことは許されない……。


「イジメつーのは命の重要さを知らねーバカがすることだ。分かったら真琴に謝れ、もう二度すんな。次は校長に突き出すぞ?まぁ真琴が許さねーってんならすぐ突き出すかもな?」



最後の一言で空気ごと凍りついた。



ひーくんは屋上に真琴たちを残し、その場を去った。



「真琴……イジメてごめん!!本当にごめん!!もうしないから許して……」



涙を流し紗知は頭を下げた。



『もうしないのは当然でしょ……今回は許すけど次は絶対に許さない!』