『ありがと!先生、頑張って来るね』 そう言って保健室を飛び出した。 真琴が気づかないだけで学校にも味方はいたんだ―……! ―……あのね、悪口を言う人は"その人のことをよく見てる証拠"なんだよ。だから何事もマイナスに考えないで―……。 先生の言葉で勇気が沸いてきた。 教室の前で呼吸を整え、気持ちも落ち着かせ扉にてを掛けた。 いける!! ―……ガラガラッ。