乙女ときどき予知者




―……3日後。



その時が訪れた。



「まことー次体育だから早くいこうー?」



『今日の体育は何するんだろうね!?』



紗知チャンたちのもとへ駆け寄った。



「楽なのがいーね♪」



「あたしは体育するよりストーブにあたってたいよ〜」



「それちょー分かる!!」


もうすっかり慣れてきた頃、ヤツは再び姿を現した。



「今日の体育は自習な」


男の先生が出席だけを取り、姿を消した。



「やったぁ♪なにする?」



紗知チャンの一言で数人がクスクス笑い出す。